第36章 過去編~事件~
「噂、本当だったんですね~」
とニヤニヤと生徒が意味ありげに笑う
「十二番隊隊長とお付きあいしてるんでしょ~??」
きゃぁと騒ぐ女の子達。
お付き合い……?
いや、でもそんな噂が流れるのはあまりよろしくはないか。
「お付き合いじゃないよ。浦原隊長が死神になる前に一緒に暮らしてたってだけ。」
「暮らしてたぁ?!」
「同居?!同居なの??」
語弊がうまれたかもしれない
「あーいや、その家族だよ。流魂街出身の子~ ほら、みんなにも家族いるでしょ?そんな感じ。あの人はお兄さんなのよ、わかる?」
「家族と言えど、血はつながってない……これはワンチャン…」
「ないない。ほら、授業始めるよ、並んで並んで」
やっぱり傍から見たら付き合ってるように見えるのかな?
付き合って……ないよね?
付き合ってるの?
いや、でも恋人とは違う気がする。
キス…とかはしたことないし。
「告白もされたことないし。」
「え?」
「あ、ごめんなさい。はい、じゃあ始めるよ!はい、号令!」
喜助さんは恋人じゃない、幼馴染みで兄なんだ。
仕事帰りにそんなことを思いながら家へ向かった
家の前に1人の人影
「ポインティ」
「砕蜂さん!」
砕蜂さんが出てくるなんて珍しい。
「夜一様からのご伝言だ。」
「わざわざすいません。昨日のことですか?」
「あぁ。昨日捕縛した奴らは皆その時の記憶が抜け落ちていると供述している。本当かどうかは知らないが…しかし本当ならば何者かに操られていた可能性もある。だから出来るだけ一人での行動は避けろ。そいつの狙いがお前ならまた必ずや襲って来るはずだ。」
「…私、なにかしたのかな?」
「お前のその力を妬む者は多からう。しかし他人の能力を妬むという事はその者の心が小さいということ。肉体的に精神的にも鍛錬が足りてない、その者の責任じゃ。ポインティが悔やむ事はない。」
「…砕蜂さん」
「私は戻る。くれぐれも外に出ないように。」
そう言って戻っていった
死神になればこんなことなかったのかな。
……でもまだ妬みが原因だと、私が狙われたと決まった訳ではない。
でも……
やはり藍染副隊長の霊圧、流魂街で感じたことある。
何でだろう。