第34章 過去編~茶話会~
私は膝丈の紺地のスカート袴を身につけた。裾に桃色や金色の糸であしらった小花の刺繍が可愛らしい。喜助さんがお祝いとして見繕ってくれた。
上は普段着ではあるが派手すぎない白を選んで、気合いバッチリ。緊張とわくわくとで教壇に立った。
「鬼道講師の蓮美ポインティです。よろしくお願いします。」
既に私の噂は広がっているようで、死神じゃないのに講師かよ、ハズレクラスだな、など心無い声も沢山あった。
学校側も優秀でない生徒ばかりを押し付けた。
しかし、誠心誠意教えていくうちに、私の持ったクラス全員が苦手な子でも30番台、得意な子でも60番台まで扱える様になっていった。
その頃から、真央霊術院では私のクラスに入りたい子が殺到し、授業外でも聞いてくる子や家まで押しかけてくる子までいた。
また、再び春が始まり新たな生徒が来る。
それまでの暫しの春休み
桜の季節を毎年恒例の二番隊の花見会で楽しんでいた
「儂が見込んだ通りじゃな!喜助!」
私の講師の話ばかりが話題になる
「はっきり言ってここまでとは……」
「院長も感激しておるぞ!儂も鼻が高いわ!はは」
講師となった為、自由に瀞霊廷に入れるようになった。
制限はあるけれど護廷十三隊の地域にも入れる様になった。
二番隊に関してはオープンだ。
「おお~これはこれは、場所が重なってしまったね。」
「京楽隊長!一緒にどうじゃ!」
なんと京楽隊長とその副隊長が花見に来ていた。
「ん?その子は?」
「蓮美ポインティじゃ。」
それだけ言うと京楽隊長はあぁと声を上げた
「噂の鬼道の達人!君がそうか!初めまして、京楽春水です。」
「京楽様、お目にかかれて光栄です!」
「こちらこそだよ~!ささ、お堅いのは無し!酒の席では無礼講だよ!」
「無礼講なのはいつもやろ……」
「つれないなぁ~リサちゃんは」
「ほら、酒や。」
「ありがとさん♪」
楽しい酒の席だった。
それからというもの、京楽隊長にもとても良くしてもらった。
その繋がりで浮竹隊長のお茶会にも呼ばれるようにもなった。
知らぬ間に死神の友人も増える。