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【BLEACH】

第33章 過去編~青葉~


「そ〜れ、夕四郎、こっちじゃよ」

まだ拙く歩を進める幼子は、夜一さんの弟君。

四楓院の本邸へとお呼ばれされて来てみれば、弟君とお揃いだった。

「お主の姉貴分のポインティじゃぞ、覚えておるか?」
「だあっ!」
「可愛い……!お久しぶりです。夕四郎さん。」
「お主の弟分じゃぞ?もっとこう、砕けてよい。そうだ!夕ちゃんとでも呼ぶといい!」

弟君の付き人の方をちらっと見る。……大丈夫そうか

「ほれ、呼んでみよ」
「夕ちゃん、お久しぶりです、ポインティです。」

そう言うと、夕ちゃんは腰と膝を曲げてお辞儀をした。

「可愛いのう!」
「夜一さんにお顔はそっくりですよ」
「そうじゃろうて。見目の麗しさは父に似ておるな。凛々しき心は母に似ると良いぞ。」
「ねえたま、」
「そうじゃ、儂はお前の姉さまじゃ。そして、もう1人の姉様の名を呼んでみよ。」
「ねねたま」
「私のことも姉様と呼んでくれるの?」
「それでよいそれでよい、ほんに愛らしいとは思わんか?」
「可愛すぎて癒されます。」

「姫様、そろそろ。」


夕ちゃんは連れていかれてしまった。愛嬌のある可愛らしい弟さんだった。


「喜助の奴、授業が終わり次第すぐに向かうと言うておったのに。」
「喜助兄も呼んでいたの?」
「もちろんじゃ。奴とは会えておるのか?」
「前にあったのは長期休暇の際に2日ほどです。」
「そうだったのか。儂が提案したばかりに、寂しい思いをさせておるな。」
「いいえ、夜一さんのせいではありません。喜助兄の力はきっと尸魂界に必要だから。」
「偉いのう、ポインティ。お主もまだわがまま言いたい盛りのはず。」
「夜一さん、もうあの頃の私では無いですよ。物事の分別はできます。」
「じゃて、夕四郎の乳母の顔を伺ったんじゃろ。」

気付かれてしまっていたようだ。ここで過ごす時間の方が長くなって、流石に色々と理解できるようになった。

「人間関係の中では必要なことじゃ。しかし儂の前では必要以上にすることはない。気を使うな。」

五大貴族の屋敷で気を使うなと言われましてもね。


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