第31章 尸魂界
そう言うと親指を出した
「俺の大切なもん、ポインティちゃんに預けるぜ。」
私はそれに応えるように親指を立てた
「ポインティサン。これ、」
と喜助さんの掌にあったのは小さな桃色の花が入った花の形をしたガラスにキラキラ光る石が揺れる簪だった。
「……これ…」
見覚えがある。確か、昔、喜助さんから貰ったものだ。
「ずっとアタシが持ってました。修理もしてあります。……まぁもうアタシが助けに行く必要の無いくらいポインティサン強くなっちゃいましたから、要らないかと思いますが、アタシが持ってても意味無いのでお渡しします。」
懐かしさがこみ上げてくる。
「あっ、もう簪はつけないっスよね……」
私は嬉しくて浦原さんに抱きついた
「ポインティサン……?」
ぎゅっと腕に力を込める
喜助さんから元気をもらうようにぎゅっと抱きしめた
「よし、いってきまーす!」
喜助さんの手から簪を取り穿界門を開いた
「あぁ、地獄蝶のお迎え来てないうちに走ったら迷子になりますよ~」
扉が閉まり穿界門が消える
その空間を見つめていた。
「人の好みに口出すつもりは無いが……」
と一心さんが声をかける
「こっちでも犯罪者になるといよいよお前行くとこねーぞ?」
「やめてくださいっスよ~さぁて、我々も行きますか~」