第4章 Prologue:始解
「そんなにあっさり教えてくれるもんなの?」
「わちきは加減を知りません。主様と戦えば殺めてしまいんす。」
「すごい強気ですね」
「皆が主様を主様と認め、我々がお守りするのに相応しいと判断したのでございんす故、始解を許したんでありんしょう、ならばわちきもそれに同意し、主様を守る刀としての役目を果たしていきんす。」
三指をついてお辞儀をする仕草は女でもグッとくるものがあった。
「あとは雷月だな。」
「じゃあこの流れで雷月のところにいきます!」
「あいつは会ってくれないぞ。」
「ええ!?」
「あの方は刺激なさらぬ方がいいと思いんす。」
「止めないけど、俺らは行かない。今はやめた方がいいけどな」
雷月ってことは雷?なぜそんなに嫌われているのか……
「安心しなって、あんたが強くなれば雷月も受け入れてくれるさ。」
「そ、そんなに気難しい人なの?」
「まぁ……ねぇ……」
「そんなことよりも、そろそろ現実に戻らなければなりんせんよ?」
「そうだね。現実に戻ってから貴女たちの力試したいし。」
「試す?ヤな言い方だね。俺らはそれぞれ最強の斬魄刀だ。あんたがそれを使いこなせるかってだけの話よ」
「んじゃ、強くなるために修行する。」
「さっさと強くなれ」
私は現実世界に戻った。
「守護せよ 氷月!」
鐔の部分が結晶の形になった。
刀は純水の氷のように透き通っている。
「守護せよ 炎月!」
やや大きめの刃。握っていると少し熱い。
炎月は中距離や近距離を得意とするようだ。
「よーし!みんなよろしくお願いします!」
斬魄刀の言うと
風花と花月の声だけが返ってきた。