第25章 Number:
ポインティちゃんにいつも通り食事を用意しろと言われて部屋へ行った。
昨夜何があったのかは知らない。
「はぁ、顔合わせにくいな」
ノックしても声かけても返事が無い。
部屋に入るとベッドではなく
ソファの上で何かに怯えるように小さくなったポインティちゃんがいた。
そのあまりの痛ましさになんと声をかけたらいいのか。
いや、声をかけていいのかすらわからない。
人間である幼い少女が壊れるのには充分な環境だ。
今まで保っていたのが不思議なくらい。
そういえば蓮美ポインティは繊細な心の持ち主だった。
この子はあの子そのもの。
この子自身も繊細な心をもっている。
朝ごはんをいるか、だけ聞いたが顔もあげず、声も出さずに首だけ振った。
「そか」
結局顔、見られへんかった。
このままやとほんまにポインティちゃんは壊れる
その壊れた破片さえ粉々になって修復できへんくなる。
しかしどうすることもできへん。
ポインティちゃんに、今、逃げるかと聞いてもきっと首を横に振る。
彼女は藍染隊長のもんやって自覚してもうたに違いない。
鏡花水月を使わずに、ポインティちゃんを墜す
藍染隊長の狙いに落ちてしまった。
「もうちょい頑張ってな」
の扉の外から声をかけてみる。
ボクはその場から離れた