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【BLEACH】

第24章 月下の檻



虚圏

白い砂でできた色味のない静かな世界

虚夜宮

虚圏の中にある真っ白の宮殿

私はその中の長い廊下を歩いていた

途中の部屋で肉体を脱ぐように言われそれに従う


「この霊圧……」
「気付いたか。この先に藍染様がいる。あの女に会うのはそれからだ。」


扉が開かれた。


そこには玉座に座る藍染の姿があった



「よく来たね。佐伯君。」
「お久しぶりです、藍染隊長。」
「入りなさい。」

部屋に入ると同時にウルキオラはいなくなった。

「手荒な真似をして済まなかったよ。井上織姫の時のようにはならないと予め踏んでいたからね。」
「織姫さんに会わせてくれるんですよね。」

私は視線に力をいれた

「その瞳、私はとても好きだよ。」

斬魄刀で斬ろうか、鬼道で攻撃しようか。

いや、そんなのこの状況下では無意味だ。

「やはり君は賢いね。そう、攻撃など無意味だ。」

ウルキオラが現れ、織姫さんに会わせると言われたその時から悟ったことがあった

「藍染隊長の手駒になればいいのですか。」

「ほう、それがわかっててここへ来たのか。大した覚悟だ。……だが、手駒は違うな。決して君を"ぞんざい"に扱うつもりはない。」
「それは有り難い限りです。」
「しかしーー両親や友人、浦原喜助との別れをさせてあげられなかったことは申し訳ない。先も言ったが井上織姫の時のようにはいかなかったんでね。」

浦原さんだけ名指しか

「まるで織姫さんは仲間にお別れを済ませたみたいな言い草ですね。」
「あぁ、彼女は仲間に別れを告げてここへ来た。」
「このブレスレットですか?」
「察しが良くていいね。もうこれについて話す必要はないな。賢い君には選択肢をあげよう。ここで私の手をとるか否か。君が私の手を取らなかったとしても誰かを傷つけたりはしない。元の世界へ帰そう。」

「……」

「悩む事はない。手を取らなくても命ある状態で現世へ帰すことを約束しよう。」

どういうつもりだ、ここまで連れてきて、藍染につかなくても、現世へ帰す?

「現世へ帰るの一択ですね。残って欲しいのならそれなりのプレゼンをしてほしいものです。」
「同じ崩玉を持つ者同士だ、語り合えることも多かろう。ここで共に高みを目指さないか。」
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