第23章 無情な月の下で
朽木ルキアは浦原の襟元に掴みかかった。
その際、帽子が床にゆっくり落ちた
「やめろよ、ルキア」
「…良くは知らぬが貴様にとってポインティは特別な存在なのだろう。」
帽子が脱いで露わになったその目は決して諦めのものではないと、夜一は静かに笑った
「ルキア、やめろって。」
「このままでいいのか、浦原……」
阿散井が浦原から朽木ルキアを引き剥がした
浦原は甚平の乱れを直す
「さっきのは"尸魂界"の意見っスよ。アタシにとっても天秤にかけるほどでもない」
そう言って奥の部屋へ歩いていった
「アイツは何も諦めてはおらん。さぁ、こんなところで道草しておらんと、ポインティが拉致された証拠を探せ。拉致が認められなければポインティの場所が無くなってしまうじゃろ。」
拉致が認められなければ行われるのは
ーーーー隊長の席の剥奪
「恋次!」
「おう!!」
『佐伯ポインティ隊長は破面に拉致され虚圏へ連れていかれたものと推測される。救出は藍染との決戦後に行うものとする。それまでは鏡山レン副隊長が隊長代理を務めよ』
「世があの時、ここに残っていれば……」
「お前が悔やむ必要はない。俺らのやるべき事をしよう。」
「……リン副隊長はどちらに?」
「リンは……実家にいます。」
「まぁ、非番だからいいんだけどよ」
「すいません。」