第22章 崩玉の制御
「……」
目を開けると天井が見えた。
立ち上がることは出来なかったが起き上がることができた。
私の僅かな霊圧の揺れに気付いた人が部屋に入ってきた。
「ポインティサン!!身体に触ります!」
慌てて寝かせようとする浦原さん
「浦原さん、手は大丈夫ですか?」
「そんなことより、身体の具合は!?」
「体力と霊力が回復しきってないみたいですね。」
「跡とか残ってないですか?!大丈夫ッスか?!」
「は、はい……」
身体の傷を見たわけじゃないから跡とか分からないけど
「良かった……」
と安堵する浦原さんの腕を見ると包帯で巻かれていた
彼の左腕に手を置いた
「……?!何してるんスか!?」
回動で浦原さんの傷の具合を確認したが、手を引っ込められた
「普通の凍傷だったらすぐ治せる鉄砕さんでも……氷月の攻撃による凍傷に加えて虚閃での傷…治しにくいのも無理ないです。」
「治ってないことないんで大丈夫ッスよ。急ぐこともありませんし。」
「いいえ、大丈夫じゃないですよ。」
浦原さんの腕を両手で持った
「貴方の手はこの世界に必要なんです。」
治療を施す
「私にとっても必要なんです……」
言葉が口から零れ落ちた
「ポインティ……さん」
お互い目を合わせていたが二人して視線を外した
彼は私に隠していることがある。
私にとってそれは重要なことだ。
ただの協力者と思えない繋がりを感じる。
「これで良くなると思います、」
浦原さんが包帯を外すと感嘆した
「おお…だいぶ良くなりました。」
「氷月での凍傷は厄介で……恐らく私か織姫さんしか治せないと思います。傷口に虚の霊子が残っていたので花月で除去しておきました。」
「ありがとうございます。」
私は5日ほど眠っていたという。お陰で筋力はガタ落ちだが傷は完治した。
翌日、霊力を戻す為に尸魂界へ戻った
「隊長が戻って来るっていうと、療養の為って気がします~」
「こら!リン!!」
「いいよ、留守中は2人に任せっきりでごめんね?」
「はい、副隊長たち、隊長の傷に触るからあっちいったあっちいった」
私は天月ちゃんの看病のお陰でみるみる回復した