第19章 揺らぐ想い
「涅隊長!」
私は皆と離れた涅隊長に声をかけた
「お前に貸せるような耳はナイ。」
「すいません、でも聞くだけ聞いてください。」
「時間の無駄ダネ。」
「蓮美 ポインティさんについて教えてください。」
涅隊長は立ち止まってくれなかった。
「……なんでよ」
しかし、そこでクヨクヨしてられない。
私にはするべきことがある。
私は席官会議を行った。
隊首会での話をみなに伝える。
「今まで通り五席以上の者はローテーションで現世入りを行う。ほかの席官は皆、己や隊員を鍛えることに力を尽くすこと。私は暫くいないけどその間はこれを付けている者を隊長だと思ってその指示に従いなさい。」
『本日の隊長』と書かれたタスキだ。
皆がくすくす笑う
「明日には現世へ駐在する。そのつもりでいるように。あと、明日からの通常の現世駐在が予定されていた、蓬莱三席、レミリア五席は予定通り私と現世へ行きましょう。だから隊長代わりは鏡山副隊長、よろしく。」
とタスキを渡した。
「私、仕事できないんで、隊長なんてぇ~だから、レンを臨時隊長にしてください。ね?レン」
「え?普段ならやるっていうじゃん!」
「やるよね?レン?」
「タスキ付けたくないんでしょ!そうでしょ!」
「レン」
笑顔の威圧に耐えきれず、レンはタスキをもらった。
席官会議の後、雑務を済ませて現世の実家に戻った。
暫くは会えない。私は一時の時間を家族と過ごし、翌朝、浦原商店へ向かった。
「ふむふむ、なるほど。アタシとのパイプ役にポインティサンっすか。」
「そういうことなので、よろしくお願い致します。」
「こっちも、他の隊長が来られるよりか良かったっス~よろしくお願い致します。」
とは言え今までと変わったことは特にない。
が、割とすぐに事は起こった