第17章 隊長として、死神として
「ようこそ仮面の軍勢へ。」
「……どうも」
「なんや、偉い疲れてはるやん。」
「精神世界で色々ありました……」
「せやろな。暴れ始めたから縛らせてもろたんや。まぁあれから十分も経ってないけどな。」
「10分?」
「気ィ失ってから1時間と8分過ぎてる。その間徐々に徐々に虚化して……暴れだしたけど、ものの10分で大人しなってほんで戻ってきたんや。」
「そうですか……」
「ほんまに大丈夫か?最後の方で凄い勢いで霊力無くなってたけど」
「大丈夫、大丈夫じゃないとか以前に、あんだけ戦って虚閃直撃して、中で虚と戦って生きてる方がおかしいやろ。」
ひよ里がケッと吐き捨てる。
「確かに、せやな。よいしょ」
私は平子さんにお姫様抱っこされた
本当に身体に力が入らない。
「…痛々しいな…すまんかった、流石に心痛いわ」
「痛いとかの……感覚……無くて……」
「無意識のうちに回動で痛みを麻痺させているようでス。」
「……頼んだで、ハッチ」
「頑張りまス。」
私はソファーに寝転ばせてもらった。
「ふん、」
ひよ里がタオルケットをかけてくれた。
「ありがとう」
「へぇ、珍しいやん。」
「……ハゲが」
ひよ里はそのまま部屋から出て行ってしまった。
「ポインティちゃん、エエから寝とき。目ぇ覚ましたら。楽になってるわ。」
そう言われなくても目を閉じた。
あぁ、虚の気配感じない。
良かった。
その安堵のあと、心地よい霊力につつまれて眠りについた。