第2章 Prologue:死神
「ふぅー久しぶりの家~」
私は土日だけ帰ってきている。
「ささこ、もう少しだけお願いね?」
「了解です!」
私は浅打を持って浜辺へ出た。
この街は海が近い都会で有名だ。
海の近くで浅打を持って素振りする。
波の音を聴きながら、刀と同調させるように。
すると刀の鼓動を感じる。
「はやく……対話が……したい……ねっ!!」
暫く素振りをしていると辺りは暗くなった。
「そろそろ帰ろうかな。ご飯食べたいし。」
浅打を鞘に収めたその瞬間、嫌な霊圧を感じた。
これは虚の霊圧だ。
尸魂界に虚がいると報告した。
「尸魂界からの応援を待つ間に犠牲者が出るかもしれません。私が倒します。」
『……いけるか?』
「はい。」
尸魂界から許可が出た。
急いで霊圧を探り虚の元へ走った。
「ん?なんだオマエ。死神か?」
「死神見習いってところね。」
「見習い?……オマエ美味しそうだな。その力、俺に渡せ……!!」
虚の鎌のような爪が空をきる。
私は跳躍で避けた。
霊力を刀に流しつつ抜刀して爪へ攻撃した。
「オマエ……生意気!」
虚の右の腕をぶった斬る
「ふははは!こんなのなんともねぇ!」
切断部分が隆起したかと思えばそこからまた現れる鎌の手。
「超速再生!?」
「ははは!オマエは俺に負ける!さぁその霊力を俺に!!」
虚が鎌を振り回している。
私は距離を取って離れながら詠唱を始めた
「君臨者よ 血肉の仮面・万象・羽搏き・ヒトの名を冠す者よ 焦熱と争乱 海隔て逆巻き南へと歩を進めよ 破道の三十一【赤火砲】」
「馬鹿め!こんなものっ!!」
赤い光が虚に迫る。
鎌を振りかざしたその瞬間
「な、なに……」
私は虚の仮面を浅打で突き刺した。
そしてすぐにその場を離れると虚の顔面に赤光砲が直撃し消滅した。
「やった!!瞬歩使えた!!!」
私は尸魂界に報告した。
「あのあのあのあの!虚倒しました!!」
「……ご苦労。」
「瞬歩できるようになったってじぃ先生に伝えてください!では!」
瞬歩が使える嬉しさで瞬歩しながら家へ帰った。