第15章 一番隊の始動
ようやく、一段落した尸魂界でやっと一番隊が発足された。
「これより、一番隊及び総本部隊の結成式を行う。」
全隊員が集まっての式だ。
席官以上副隊長以下の名前が呼ばれる。
続いて任命式を行った。
隊長の任命式はその隊によって様々で、かなり簡略化されている所もあるが、今回は新しく発足される隊ということもあって、大々的に行われた。
「佐伯ポインティを一番隊隊長に任命する。」
総隊長から裏地が紫檀色、袖のあるタイプの羽織を受け取り、袖を通した。
その後、祝いの言葉を多く頂いた。
「ギン隊長からも欲しかったなぁ」
「今の言葉、聞かなかったことにしてあげます」
とレミリアさんが言った。
「すんません。」
「さぁ、この書類、片付けますよ。」
「……はーい」
その後、私は空座町での任務を受けた為に天月ちゃんと共に空座町に赴いた。
「ここが、浦原喜助の店ですか……」
「そうよ。」
「浦原喜助……」
「どうかした?」
「いや……」
「浦原さーん!お邪魔しまーす!」
「おっ、ポインティサンいらっしゃーい!あれれ?その羽織、もしかして」
「ジャーン隊長になりました!」
「これはめでたい!……一番隊?総隊長にでもなるんスか?」
尸魂界の組織改編を簡潔に説明した。
「尸魂界も変わりましたねェ。して、そちらの方は?」
「一番隊三席の」
「あぁ!蓬莱サンじゃないですか!」
「え?知り合い?」
「いやー久しぶりですね!蓬莱サン!!」
蓬莱サン……
「やっぱり世は主が好かんわ!!」
「え?え?どういう関係?」
「世の従兄弟がコイツの部下で顔見知りではあった。……このインチキ科学者の失敗作のせいで酷い目に遭ったんです!」
「いやいや、あれは……失礼しました……ふふっ」
「失敗作ってなに作ったんです?」
「結果的には食欲が止まらなくなる作用が働いたようです。」
「世はアレのせいで…………くそぉ、思い出しただけで……」
「なんでそんな薬を…」
「女性死神達の声を聞いて痩せる薬を作ろうとしたんです。蓬莱サンには実験体に。そしたら、蓬莱サンには真逆の反応が出ちゃったんですよーこりゃびっくり。」
「主に敵を打つため死神になったんです!!照らせ!妖々永夜!」
「タンマです!タンマ!!」
「問答無用!!」