第13章 謀反篇
「反膜じゃ。大虚が同族を助ける為の光…あれに包まれた以上、藍染には如何なる攻撃も届かん!!」
裂けた空から何十体もの大虚が現れた
「大虚!!!!」
「ギリアン…何体いやがんだ!!」
「いや、まだ奥に何か居るぞ!?」
副隊長たちが騒ぐ中、ギン隊長も動きを見せた。
ギン隊長は軽く鞘を引いて私の腹部を軽く蹴った
「う…っ」
刃から私の手が離れたその一瞬で刀を戻した。
そして倒れそうになる私を抱えてそのまま乱菊さんに私を渡した。
するとギン隊長もまた反膜に包まれる
「…もうちょっと捕まっとっても良かったのに…さいなら…乱菊…………ごめんな……。」
「東仙!降りてこい東仙!!!解せぬ…貴公は何故死神になった!?亡き友の為ではないのか!!正義を貫く為ではないのか!!貴公の正義は何処へ消えて失せた!?」
瀕死の状態の狛村隊長が東仙隊長に叫ぶ
「言っただろう狛村…私のこの眼に映るのは最も血に染まぬ道だけだ。正義は常に其処に在る…私の歩む道こそが正義だ」
「…大虚とまで手を組んだのか…何の為にだ」
と浮竹隊長が叫ぶ
「…高みを求めて」
「地に堕ちたか藍染……!!」
抑揚の無い声で応える藍染に浮竹は憎々しげに吐き捨てた
「…傲りが過ぎるぞ浮竹、最初から誰も天に立ってなどいない。君も僕も神すらも。だがその耐え難い天の座の空白も終わる…これからは私が天に立つ」
そう言って3名は空へと消えていった。
どうして、ギン隊長が……?
静寂を切り裂いたのは四番隊だった
「四番隊は怪我人の治療にあたれ!!」
はっと、乱菊さんを見た。
呆然と空を見上げる乱菊さんの表情は今まで見たことがなかった
「乱菊さん、大丈夫ですか。」
「…何いってんの、あんた、重傷じゃないの。」
「違うんです……その…」
私の言葉を聞く前に乱菊さんは近くにいた四番隊の隊員を呼び寄せた。
「運んであげて。」
「かしこまりました。」
私を四番隊に任せると乱菊さんはその場から去った。