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白昼夢第1幕【三日月の満たし方】月島蛍[®18]

第9章 羅睺


〈それでも…良い…蛍に…
逢いたい…の…〉

「はぁ。知らないからね
どうなっても。どこ?姫凪
何が見える?」

〈長い階段…昇ってくね……〉

「僕が降りるからジッとしてなよ
体力ないんだから」

電話を繋いだまま歩く

会話はなくて
姫凪の泣き声だけが
耳に届く

だからなんでキミが泣くの?

「姫凪…なに?」

月を背に僕を待つ姫凪に
声をかけた

『蛍…あの…ね…』

僕を見上げる目から
目を逸らす
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