第63章 嵐 コンサート 終盤
浜地視点
中央せり上がる舞台の下にたどり着いた時には特徴的な
パァァー パァー ラァァ パァァ ラァァァ っとイントロが流れ始めていた。
(急げ! 急げ!)
急いで、護符を広げ、両手で手印を結ぶ。
O『 Yeaaaaahhhhhhhh 』
大野さんの叫びで歌唱が始めった。
会場のあちこちから歓声が上がる。
P・A・R・A・D・O・Xの楽曲演出は 炎がメイン。
沢山の火柱が メンバーの皆さんのすぐそばで燃える。
(今しがたの 霊的衝突で 守護のバランスが崩れている…今、私ができる事は!)
《 我が御度にて式神始動 》
ステージに立つ五人それぞれに 式神を影として添わせる。
A『 泡立つ血が 騒いでる 』
M『 上向く 三日月ぃ 』
S『 誰も知らないの 』
N『 教えてやるよ 惹かれてる 』
嵐の立つ中央ステージがゆっくり浮上。
M『 Ahhh 』
A『 夢ならば じらし過ぎ I know you lied 』
N『 強引だね 腰 つきで引きよせる 』
くねりくねり 悩ましく腰をふる二宮さん。
観客「きゃぁああ」
「ぎゃぁぁ 二宮さん!無理しないで!!」
ステージに駆け寄る。
吉桜「浜地さん!ダメです 出ちゃう!!」
吉桜くんがガバッと抱き付いてきた。
「え? あぁ…」
物理的と霊的の狭間から、体が出そうになっていた。
S『 鼓動が Acceleration たまらない Attraction 』
頭上から櫻井さんの声。
見上げると櫻井さんがニヤリと笑った。
吉桜「浜地さん 気持ちは分かりますが、ただいまライブ中ですよ!」
「取り乱してすみません」
乱れた服を整える。
N≪全くだ 器のままで俺の側に来たら…≫
N『 Baby 』
N≪マジ クビだから!≫
首の汗を指先で払い落とす。
≪それだけは!!≫
大急ぎで頭を下げる。
N≪本気にするな バーカ≫
N『 Ohh Lady 』
櫻井さんがニヤニヤ笑いながらラップを歌唱している。
せりあがったステージの中心を残して ゆっくり淵が居り始める。
中心にはファイヤーポイントが並んでいる。
(炎の演出は 問題起こらないで よかった)