第18章 Will never let you go…
櫻井side
腕に冷たいものが触れて目が覚めた。
なんだ!って思ったら窓ガラス…。
昨日寝たときは智くんの隣を
確保したはずだったのに…。
起き上がってみんなの寝てる方を見ると
ニノの腕の中に智くんがいて
智くんの隣に潤がいる。
ニノの隣にいた雅紀が
むくりと起き上がって小さく伸びをしながら
俺の方を見た。
声を出さず唇だけで『おはよー』と言うと
雅紀が無言でドアを指差す。
そして優しい眼差しで
まだ眠る3人を見つめる。
そのまま立ち上がって扉をすりぬける。
俺も慌ててその後を追った。
早朝の静かなリビング。
二人してコーヒーのマグカップを
両手で包む。
A:「翔ちゃん早起きだね。
今日、朝からだっけ?」
「いや、今日は夕方から取材の予定」
A:「そっかぁ。
あのさ、昨日ちょっと話した件…
早めに対応した方が
いいと思うんだ、俺」
「雅紀?」
A:「大ちゃん、熱出したみたい」
「え?」
A:「夜中、1度起きたの、大ちゃん。
涙流して静かに泣いてた…。
和が大ちゃんに声をかけて
寝かせたけど…。
身体、熱いって…言ってた。
だから…少しでも早く
言った方がいいと思うんだ。
俺が言えればいいけど…。
そういうの苦手じゃん?」
泣きそうな顔をしながら言う雅紀。
うん…わかったよ…。