第18章 Will never let you go…
櫻井side
途中、中途半端に開いた部屋の扉越しに
見えた真っ白なキャンバス…。
その白い大きな板の圧迫感に
一瞬びくりと体が跳ねた。
「智くん…」
思わず声が漏れた。
そんな俺の背中にニノの手が置かれる。
「翔さん…行こ?きっと大丈夫だから?」
ニノの小さな手がくれるぬくもりを
すごく力強く感じた。
そうだよね…1人じゃないから…。
ニノの手がそれを伝えてきた。
リビングに入るとそこには潤がいた。
M:「お疲れさま。
呼び出して…ごめん」
「気にすんなよ…、それより智くんは?」
M:「寝室。過呼吸起こしかけて…。
落ち着かせて、さっき寝たところ」
「そお…」
N:「相葉さんは?まだ?」
M:「ん、向かってるって。
さっき電話が来た」
N:「揃ってからの方が…いいんでしょ?」
M:「うん、その方が…。
二人とも飯は?食べた?」
「いや、食べずに来た。潤は?」
M:「まだ…。
用意してたもの、あるから…
食べる?」
なんかしてないとどうにもならなそうな
空気に俺もニノも頷いて
主のいないダイニングに向かった。
広いダイニングに不似合いな
小さなテーブル。
「これ…まだ使ってたんだ…」
俺の一言にニノが顔を向けた。