第17章 Rolling Days
櫻井side
世間一般で考えれば
30過ぎの男に彼女がいようが同棲してようが
正直、どうでもいい話。
これが芸能人であっても…
写真を撮られたぐらいなら高が知れてる。
正直、知らぬ存ぜぬで終わらせることも
出来たかもしれない。
でも今回は…相手の女が悪かった。
なんであんな女に引っ掛かったんだ?
自己顕示欲の強い女…。
顔を見たこともないのに苛立ちが募る。
N:「翔ちゃん…顔」
「え?なに?」
突然、和に言われたことの意味が
わからなくてきつめに返してしまう。
N:「ほんと、智のことになると
一気に余裕なくなるよね?
俺ら仮にもアイドルなんだから
その今にも人、殴りそうな顔、
やめてもらえる?
イラつくのは充分すぎるぐらい
解るけどね…」
からかい半分に言う和。
そのまま手にしてたビールを煽る。
M:「でもあれはないわ。
つきあう付き合わないに関わらず
近くに置いちゃダメだよ」
潤は新しい缶のプルタブを開けながら言う。
A:「でも、大ちゃん被害者じゃない?
勝手に居付いたんでしょ?」
部屋から持ってきたビスケットをポリポリと
食べながら、でも目は真剣な雅紀。
N:「それを許しちゃうから
脇が甘いって言われるんでしょうよ?」
A:「わかんないじゃん?
なんか理由があったかも
知んないじゃん?」
「理由…ね」
俺たちが知らないことがきっとまだある。
じゃないと…あの情況はあり得ない…。