第15章 Always thinking about you…
二宮side
俺の言葉にJが続ける。
M:「そうだね?俺たちこのままじゃ進めない。
それって俺たちらしくないよ。
だって俺たちパイオニアだろ?
それを歌った翔さんがさ、
立ち止まってるなら…
後ろから背中、押せばいいじゃん?
手を引っ張って
手繰り寄せればいいじゃん?
そのほうが俺たちらしくない?」
「そうだよ、先の山は風で越える跳べる…
でしょ?5人ならなんでも越えられるよ。
だから…ね?今日は休もう?」
俺らの言葉にようやく頷いてくれた。
その顔はこころなしか、
少しすっきりして見えた。
M:「そうだな、もう、寝よう?
智くん、気は高ぶってるかも
しれないけど、体は疲れてるはずだよ?」
O:「うん、そうだね。なんか疲れたかも…」
気怠げな様子に別の心配が浮かぶ。
智さんの綺麗な額に手を伸ばす。
とりあえず熱は無いけど…。
過呼吸を起こすほどのストレスを考えると
安心は出来ない気がした。
智さん越しに潤くんと視線を交わす。
多分、潤くんも分かってるはず。
小さく頷く。
M:「俺、ここ片付けてから行くから、
先上がってて」
言いながらマグカップを自分の方に寄せる。
「ほら、荷物持ってあげますから、
部屋に行きましょ?」
ノロノロと立ち上がった智さんの腰に手を回して歩き出す。
階段を登る足取りが重そうで心配になる。
智さんの部屋の扉を開けて、ベッドへと導く。
「今日はちゃんとベッドで寝てね」
冗談めかして言うと弱々しい笑みを湛えて
智さんが言う。
O:「じゃ、和、一緒に寝てくれる?」