第12章 縮まる距離、溢れ出す想い【おそ松】
【おそ松side】
…は〜、危なかった。
破裂するかと思った。俺の心臓が。
いくら経験がないからって必死になりすぎたな…水族館なんてガラにもないとこ行ったから、緊張のせいで肩凝り半端ねぇ。
絵菜が喜んでくれたならそれでいい。俺にとっては、彼女と一緒にいられるだけで満足なんだから。
…あー!でも俺ちゃんと彼女のことエスコートできてたのか?どこぞの末弟じゃあるまいし、女の子隣に連れて歩いたことなんてねぇからぜんっぜん自信がねぇよ!
おまけにさっきは俺ん中の何かが暴走しかけたし…くっそ、可愛すぎだろ全く…
なんとかお土産で誤魔化して逃げてきたけど…あんな顔真っ赤にして狼狽えちゃってさ…本当、可愛すぎ。
期待するだろ。
…ああ、もうだめだ。
俺、とっくに後戻りできないほど、
彼女の虜になってる―。