第18章 誓いの言葉
それからしばらく、
京治さんの姿を見ることはなかった。
…もちろん、
私のいる地下の資料室から
見えるはずは、ない。
"顔を出す"と言ってくれてたけど、
あの日以来、全く、会っていない。
…どうでもいい資料整理をしながら
一人で過ごす一日はとてつもなく長くて…
そんな時は、
あの日、
京治さんと愛し合った時間や
温泉の帰りにハグしてくれたことを
思い出すことにしていた。
あの日の京治さんの言葉を、
愛に満ちた仕草の一つ一つを信じる。
私にできるのは、それだけ。
そう思いながら。