• テキストサイズ

My important place【D.Gray-man】

第37章 6/6Birthday(番外編)



「じゃあ言え」

「ゃ…あの、手、退けて…」

「納得いく答えだったら放してやる」

「ええ…ッ!?」

「オラ、早く言わねぇと続きするぞ」

「っ!? ススストップ!」


 再び胸を服の下でゆっくりと愛撫すれば、顔を真っ赤にして俺の腕を掴む。
 あーだのうーだの小さく唸りながらパクパクと口を開閉させる姿は、どうやら葛藤しているようだった。

 そこまで簡単に言い出せないことはなんなのか。

 いつもなら待ってやれるのに、こうして答えを急かしてしまったのは…そのコソコソした行動の一つに、モヤシと出掛けたことも入っていたからかもしれない。


「っ…」


 やがてまるで絞り出すように、雪が葛藤混じりに吐き出した言葉は、





「……誕生日……おめ、でとう…」





 あまりに俺の意表をついて、つい手の動きを止めてしまっ た。





 ………誕生日?





「…も…こんな形で、言うなんて……最悪…」

「……」

「ちゃんと言いたかったのに……ユウの馬鹿…」

「……」


 詰られてんのに、言い返す言葉がない。
 言葉というよりも、俺の意識がそこに向いていなかった。
 顔を赤くして、悔しそうに零す雪から目が離せなかったから。


「……手、放して…」

「……」


 ぼそぼそと俯き加減にしてくる要求に、唖然としたまま手を放す。

 …こいつ、今なんて言った。
 というかなんでこのタイミングで"おめでとう"なんて言葉が出てくるんだ。


「…答えになってねぇぞ、それ」


 やっと俺の口から出てきた言葉は、それだけ。
 すると身形を整えながら気まずそうに視線を逸らした雪は、ゆっくりと口を開いて。
 ぽつぽつと話し出した。

 その"答え"を。











/ 2655ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp