My important place【D.Gray-man】
第37章 6/6Birthday(番外編)
「上等だテメェ…」
「っ…ぷはッ! ま、待って! こんな所で喧嘩しないで…!」
ゆらりと背後で殺気立つユウの腕が一瞬緩んで、咄嗟に顔を上げてどうにか猿轡状態から抜け出す。
逃げ出したいけど、今すぐにでも逃げ出したいけど。
私発端の喧嘩なんて見過ごせない。
「私は平気だから──」
「煩ぇお前は黙ってろ」
なんで私が怒られる側!?
「こいつを殴る良い機会だ」
「奇遇ですね。僕も最近その顔見るとイライラすること多くて」
笑顔で拳を握るアレンに、ユウの腕が私の体を背中に回し込む。
そんな二人の目はお互いしか見えていない。
ああもう何これ。
ただ喧嘩したいだけなんじゃないの。
そうでしょ、絶対そうでしょ。
私無関係でしょお互いの憂さ晴らししたいだけでしょ。
ああ、ほんと。
「…もう余所でやって下さい…」
喧嘩両成敗です。