第1章 新しい家族
(駅の像の前で待ち合わせのはずなんだけど…)
『来ない…』
待ち合わせ時間はもう20分過ぎてる
『はぁ…』
「ねぇ?そこのオネェちゃん?」
前にはチャラチャラしたアクセサリーをつけた男性が立っていた
『…なんすか?』
「俺ね、キャバクラで働いててー
いま働く人探してんだけどぉー
オネェちゃんどう?可愛いし行けると思うんだよねぇー笑」
(テンション高いな…おっさん)
『あの…ほんとにそーゆーの無理なんで
あとまだ高校生だしすみません』
「え、でもーお店だけいってみよー?」
おじさんは私の腕をつかんで引っ張ってきた
(いたい…)
『ちょっ…ほんとに、やめてくだい』
「いいじゃねーかー!いいところだz((ドスッ
(えっ…?)
おじさんが視界から消えた…ていうか弾き飛ばされた…
その代わりに目の前には背の高い男性が立ってておじさんを踏んでた…
『あ、あのぉ…』
「俺の姉貴に手出してんじゃねーよ!!!!」
(え、?)
『まって、…私貴方の姉じゃないんですけど…』
すると背の高い男性はぽけっとした顔になり
「え?あー姉貴になる予定の人か!」
と、呟いた
…おい待てよ…もしかして杉野一家の一員ではないか?
『あ、あの…杉野さんですか?』
「まぁとりあえず母さん呼んでくるわー」
(話しきけよぉ!)
…でも多分杉野一家の一人なのは間違えないな