第1章 好きな人と、体を重ねる人
初めての時は「緊張しすぎちゃって」と照れくさそうに笑っていたけれど、その次もその後も彼のものは機能しなかった。
私は春樹が大好きだし、彼からの愛情もひしひしと感じていた。
それでも、やはり心のどこかで納得できなかったのだろう。
友達にも相談できなかった私はひとりで悩み続け、疲れ果てた頃に1度大喧嘩をしてしまったことがある。
あれは付き合い始めて1年が経とうとしていた頃だ。
デートの途中だったが感情に任せて怒った私は、春樹の腕を振り解きひとりで先に帰ってしまった。
その時に偶然道で松山先生と出会った。