第2章 新しい景色達
うおぉぉぉおおおぉぉおおおおお!!!!(心中)
真夏、早く冷たい、あの世界へと入りたい。
#16 アイスキャンディの告白
ばばばばっ。
しゅばばばばばばばっ。
そう、まさしくそんな効果音が聞こえて来そうなほどの速さで全てを済ます。
そして扉を開いた。
ガチャッ。
「江ちゃんおはよ!」
「あ!おはようございます!ってよく考えたら今日も寝坊ですか〜?」むす、という顔。しかしかわいい。(←)
腰に手を当てて嗜める姿はまるで可愛い子特有のデフォにも見えた。
「えへへ・・・ごめん」
「それで、今日のメニューですけど、そろそろ調子もいいので少し内容を変更させていただきました」
「ビート板の本数が減ってる・・・」
「一応・・・夏休みの間ってことですし、そろそろスピードアップも考えていきましょう」
スピードアップ、その言葉の響きに私は少なからず高揚した。確かに感じた胸の鼓動には、期待と情熱しかない。
「それにしても今日はなんだか機嫌がいいですね」
彼女がニコニコと私にそう言う。
えっ、と思った私はふと今朝の布団を頭に思い浮かべた。
「何かいいことありました?」そう言って微笑むその子が可愛くて仕方なかった。妹属性が憎い・・・まんまとキュンとしてしまうのが憎い!!
ってそうではなくて。
「?」
「えっと・・・」
私は今朝のことをどう伝えようか迷った。
今朝あった幻想()じみた推測を。
よくよく考えたら・・・あれくらいで喜んでるって盛大に恥ずかしい!!
結局言えず、なんでも!と言ってスポンジ状の相棒を引っつかんで、少々荒々しくキラリと輝く水の中へ飛び込んだ。
***
輝く笑みを口に見せる姿を見た。
彼女はどうやら・・・なんと言うか、結構切り替えが早い子なのかも、しれない。
(似てる、だなんて・・・ちょっと烏滸がましいなぁ、俺)