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女の私の憂鬱 《黄瀬涼太》

第2章 黄瀬涼太による恋愛指南?!


彼は微笑むだけではぐらかしてしまう。

「…っ///」

俺は今さっき、黄瀬にキスされたのだ…

「さーてと、テスト勉強っスねえ」

いつも通りの黄瀬に戻り、向かい側の机で勉強を再開する。俺は黄瀬に気づかれないようにため息をつく。

「俺も勉強しなきゃな…」

こんな事を考えていたら、テストなんか出来やしない。多分、さっきのは男子に近づかれてもあまり動揺しないように訓練を兼ねてやったに違いない。じゃあ…あの言葉は?

『椿っちの事しか考えてないっスよ?』

あれはどんな訓練の一環だ?考えても仕方ないので一旦、棚上げして勉強に集中する。こうして俺によるテスト勉強は6時くらいまで続いたー

「疲れたっス!」

「あぁ…流石に疲れたな…そろそろ帰らないとヤバいな」

「そうっスねえ~あ、送って行くっスよ!」

「悪いな、黄瀬」

「全然、気にしてないっスよ!」

あ…やっぱり、黄瀬は…優しい奴だ…

帰りの準備をして机を元に戻して玄関に急ぐ。上履きから靴に履き替え、学校を後にする。

「流石に寒いっスね~冬が近いだけあるっス」

「まあな…今年、あっちはまた大雪だろうな…」

「北海道っスか?」

「あぁ…関東の方はあまり、雪が降らないんだな」

「大きな山脈があるっスからね、寒い北風しかこないっスよ」

白い息を吐き出しながら、ニカッと笑う黄瀬。その後、家まで送ってもらい、別れた。

「ただいま」

「あら、お帰りなさい!寒かったでしょ?お風呂に入っちゃいなさい?」

「へーい」
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