第33章 洛山VS秀徳
「試合終了ー!!」という声が聞こえた瞬間秀徳の選手は悔しそうにしている者、信じられずに眼を見開いている者、放心状態になっているものと多数いた
だがそんな状態でいつまでもいるわけにもいかないため彼らは整列し、挨拶を交わした終わった後洛山の選手はホッとしているようだった
小堀
「なんか…粛々としてるな洛山は…喜ぶと言うより山場を1つ越えてホッとしてるようなカンジだ」
笠松
「当然だろう。勝って当然優勝以外はすべて失敗。最強たるべきそのプレッシャーは想像を絶する。絶対に負けてはならない、それが帝王の宿命だ」
去ろうとする赤司の所に緑間が近づき、それに気がついた赤司は「真太郎」と彼の名前を呼んだ。緑間は眼を瞑ってからゆっくりと開き、彼に握手のためか手を差し出した
緑間
「負けなのだよ。だが次は必ず、秀徳が勝つ…!」
赤司
「僕からは礼を言うよ真太郎、久しぶりにスリルのある試合だった…だが悪いがその握手は受けることはできない。勝利を欲するなら、もっと非情になれ
勝利こそがすべてだ。僕はお前達の敵であることを望む」
緑間
「…そうか、変わらないな赤司…あの時から。だがそれでも、次は勝つのだよ」
悲しんでる秀徳の中でも木村と宮地と大坪は少し涙ぐんでいた。そして大坪は「全員胸を張れ!!退場するまでだらしない姿を見せるな!戦ったのは俺達だけじゃない。応援席前に整列!!」と指示を出した
その事に選手達は無言で頷き、応援席にいた仲間や観客に「応援、ありがとうございました!!」と言った
そう言って出て行く秀徳の雰囲気は良いとは言えず、高尾はその中でも「ベスト4かーまーこんなもんっしょ。よくやったよ洛山相手に」と緑間に話しかけた
だが緑間からは返事がなく、「アレ?真ちゃん傷心やばい?」と聞いたが彼は「けどワリ、今はちょっとなぐさめてやれねーわ」と前を向いた
緑間はそんな彼を見て「…フン」と笑ってから泣いている高尾を見て「だろうな」と言った
そして後ろから聞こえる声援を聞きながら「…だが俺もだ。悔しいな…やはり、負けるというのは」と溜めていた涙を一筋流した