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闇の滅竜魔導士と盗魔眼

第5章 さらば、もう一人の友よ


その時、





「妖精狩りだぁぁぁーーっ!!」


ギルドの者であろう男がみんなに叫んだ。
途端にみんなの表情に焦りが浮かぶ。


「うわあぁーーっ!」

「もうこの場所がバレたのか!?」

「王国の奴等…また俺達を狙って…」

「王国…」

「私達をアースランドに送り込んだ奴等よ」

「オイラ達…妖精の尻尾の敵なの…?」

『心配すんな、ハッピー』

「っ、アギト…」


涙を流し震えるハッピーの頭に手を置いた。


『お前等は妖精の尻尾の魔導士だ 俺達の仲間だ』

「アギトぉ…」

「転送魔法陣はまだなの!? レビィ!」

「今やってるわよクソルーシィ!!」


ルーシィとレビィがナツとグレイみたいな会話をしてるぜ。
アースランドでは仲良しなのにな、お前等。


『!』


その時、何かが近付いてくる気配がした。
続いてみんなにもわかるくらいの大気の震え、大きな鳴き声が響いた。


『その魔法陣が出来るまであとどれくらいかかる!?』

「アンタ誰っ…あと二分!」

『二分…俺が時間を稼ぐ!』

「えっ!?」

「「「アギト!?」」」

俺は出口に走った。



『!』


青の様な青緑の様な色をした怪物が二頭、こちらに飛んできた。
そのうち一頭がこちらに突っ込んでくる。


『させるか! "邪竜の咆哮"』


黒い咆哮を放つと、驚いた怪物が一瞬怯んだ。
その隙を俺は見逃さなかった。
一瞬で跳躍し、怪物の頭に近付いた。


『"邪竜の鉤爪"、おらぁあ!』


頭にクリーンヒットした怪物は地面に叩き付けられる。



『…!』



もう一匹の怪物に人が乗っているのが見えた。


顔は見えなかったが、



綺麗な、見覚えのある緋色が…



『終わったぞ! 早くこっちに来い!』

『! おう!』


女の俺が知らせてくれ、"神速"でギルドに戻る。
危なかった…俺はギリギリ転送に間に合った。


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