歴史上人物の末裔

　冨岡さんって、わりと馴染みのある苗字ですよね。大正時代にも、東京周辺に冨岡さんは、わりといた様です。

　完全に余談なので、歴史に興味の無い方は読み飛ばしてください。

　昔、滋賀県に旅行へ行った時、山奥で「平」さんに出会いました。ご本人云く、「先祖は平家の流れ者」。

　おい、ちょっと待て！　と思いました。いや、京都のすぐ隣ですよ？！　どうやって隠れてたんだよ！！　とつっこみそうになりました。

　殺される価値のない亜流だったのか、若しくは以前もっと離れた地に住んでいて、滋賀に戻って来たのか、あるいは忍びの類だったのか⋯⋯。


　何れにせよ、突っ込まれない様に、妙な苗字は使わない様にしているのですが、鈴木さんや、佐藤さんが登場しても、奇抜な苗字が多い作品の中で、かえって浮いてしまいそうだな⋯⋯と悩んでいます。

　何か面白い苗字をご存知の方がいましたら、是非教えてください！


　短編ですが、第一弾は、「語彙力のなさ過ぎる冨岡の説教に居合わせた主人公」をお送りします。