痛みの記憶と身体の作り
次回更新は、遂に戦闘シーンを描けます!! 派手な外傷を負うシーンは無いので、あまり自分の経験は活かせないのですが、血が喉に詰まって窒息仕掛けた経験は活かせます!
怪我をした時、痛みの感情を頭の中で文字にすることで堪えています。無駄にはしないぞ、と。
私は左足を二度、骨折した事があります。
一度目は、幼稚園の頃、箱型アナログテレビが台座から外れ、足に落ちました。徐々に骨に圧力が掛かりポッキリと。周囲に大人がいない状況でしたので、助けも求められず、一時間程堪えました。
物凄い恐怖の記憶ですね。じわじわ、痛みが広がって行くのですよ。親が帰って来た頃には、疲労で叫ぶ気力すら無くなっていました。泣いた記憶はないです。
二度目は、小学校の遠足で崖から転落し、一思いにポッキリと。この時も、落ちた瞬間、悲鳴は上げなかったですね。本当に恐怖を感じると、喉が塞がった様に声が出なくなると分かりました。
落ちて、骨が折れていることを認識してから、じわりと涙が出て、ようやく助けを呼べました。こちらは、先生に背負われてから、ずっとグズグズ泣いていた記憶があります。恐らく安心したからです。
そういうわけで、那田蜘蛛山で骨折状態で無理矢理動かされている隊士を観た時、良いからさっさと殺してくれ! と思いました。炭次郎の優しさは、酷です。あれは、堪えられない!!
喀血の件ですが、私は元々身体が丈夫では無く、お芝居のオーディションが連続していた時、喘息と扁桃炎で喉が腫れ上がったため、声帯麻酔を打ってエントリーしていました。結果、感覚が無い状態で血を吐き、喉に詰まって、同期に背中を叩いて救って貰いました。
どんな人生だ! とつっこまれるのですが、わりと破天荒に生きています。今も。
出来るだけ痛々しい描写にならない様に、一度書き上げてから、かなりの言葉を省きました。痛みの描写はほぼ省きました。娯楽として楽しめる匙加減を探って行きたいです。
[作成日] 2020-11-10
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