第17章 ふかい闇
大事には至りません
大きな傷ではありましたから
内臓を大きく傷つけることはなかったので・・・
3か月は休養は必要ですけどね
晃はやっと自分の立場をとらえ、
しずくが刺そうとしていたオレを庇い彩が刺されたことに気付いた。
気付いたころには病院で酸素マスクをした眠っている彩がいた。
------------------------------バタバタ
「だ、大丈夫なんですか?!彩さん!」
そこにかけてきたのは彩の急変をしった静であった。
俺は俺は・・・どうしたらいいんだ
彩に顔を合わせられない
「ね!!!晃君!黙ってないでなんとかいってくださいよ!彩さんは大丈夫なんですか?」
「・・・大丈夫みたいだって、大事には至らないって。
でもあと3か月くらいは安静が必要だって。」
「・・・ね、晃君・・・なんでそんなに他人事みたいなの?
君のせいなんでしょ?彩さんがこんなになってるのって。」
「・・・」
晃は静から問いかけられてることすべてが胸に突き刺さるように感じた。
だからこそ、答えられないでいた
「ね、僕しってたんだ。君のことを好きで毎日君にあおうとしている子がいるって。
昨日玄関で会ってたんでしょ?
僕、彩さんを呼んだ時に気付いたんだ。
それ以外はわからないけどね。
あとずっと彩さんも晃君のこと心配していたんだ・・・」
彩ちゃんは俺を心配してた・・・
なんでだ、俺はずっと好きでいた彩にみられて
本当にこのままじゃ嫌われるって思ってたけど・・・