第3章 練習、練習、練習
繋心side
葵はよくこの店にやって来る
俺とこいつのオヤジとは友達で、バレー友達として今も連絡をとりあうほどだ
春に入ったばかりに、こいつの親父から電話が来た
『娘が烏野に入りたいから、宮城へ1人で暮すことになった
俺達親は、仕事の関係上ここを離れられない
すまんが、様子みてくれないか?』
友達が頼んでんだから、俺も断る訳にはいかない
それに、こいつは毎日のようにここに来るから様子を見に行く手間も省ける
でも、毎日のように通うっつーことは、寂しーのか?
やっぱ、1人ぐらしだと
……………
…………………んな訳なさそう
めっちゃ、うるせーもん こいつ