第20章 壊れかける心
覗いてみると。
そこにはとなりのクラスの三神セレナちゃんが…
あの子って確か…
小学校の時、遠くから凛を見てた…あの子だ。
でもなんで今?
凛「ごめん。お前も知ってると思うけど俺は好きなやついるし、そいつと付き合ってる。だから…」
セ「知ってる。全部知ってる。さらちゃんと付き合ってることだって。」
凛「三神…。気持ちは嬉しい。けど…」
チュッ…
えっ…これってキス。しかも…私としたのに。
ドン。
私は持っているカバンを落としてしまった。
あっ。やっちゃった。
それと同時に私は涙を流しながら走っていた。
凛「さら?さらーーーーーーーー!」
セ「なんで追いかけるの。ほんと邪魔ね、あの女。」
セレナは小さい声でつぶやいた。