第19章 GO…
あ「…さら。私がね、みつるを好きになったのは中1の頃だった。同じクラスじゃないけど、昼休みとか外でバスケしてて、
かっこいいなーって思ってね。それでいろいろみつるのクラスに遊びに行ってみつるのこと見てた。
そのうち気づいた。私はみつるに恋をしたって。けど、
さらがみつるのこと好きって言われた時、とっさに頑張れっていってしまったの。
そのあとふたりは付き合い始めたし、正直その時私はさらが嫌いだった。けどやっぱり完全に嫌いって思えなくて応援しようって思ってた。
けどある日、ふたりが別れたって聞いて、今だって思った。でもみつるはやっぱりさらが好きで、みつるにこう言われた。
『付き合ってもいいけど俺はお前を好きにはなれない。』
ってね。でもみつると付き合えるぐらいならそれでもいいって思った。
でもみつるが留学するって聞いて…もう…どうすれば…いい?…さら…」
あおい…
こんなに辛い思いしてたんだ。ほんと私は悪い子だ。