第17章 私の気持ちをあなたに
「凛、聞いてくれる?私の気持ちを。」
凛「もちろんです。」
「返事は嬉しいです。でも正直、凛から告白されたら〜…私がしようと思ってたのに〜…」
凛「えっ…お、お前も俺のこと…」
「好きだよ。凛。昔から今まで、ずっと。好きでした。
凛が隣に引っ越して来た時、私は最初、何この子。って思った。でも半日もしないうちに凛と打ち解けた。いい子だな〜って思った。
隣だから毎日いるから、凛がどんどん成長して、かっこ良くなって行くのを私は気づかなかった。気づけば私の周りの子は凛の話しでいっぱいだったよ。
その時気づいた。独占欲ってやつ?凛は私のものって思い始めた。ヤキモチ?笑恥ずかしいなって思った。でも周りの子より私はずっと凛のこと想ってる。
その時気づいた。好きだって。それからは凛が隣の仲良い男の子ではなくて、隣の好きな男の子に変わっていた。
でもある日突然、凛が引っ越した。私は日本の中だから会えるって思ってた。だからずっと待ってた。けど6年の時かな?
お母さんに言われた。凛は外国へ行ったと。私は泣いた。でもいつか戻って来ると思ってた。
そしたら帰ってきた。その時はみつると付き合っていたから、気づかなかったけど、私の恋はまた動き始めたんだ。
って。