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約束の行方【御幸一也】長編

第7章 約束の結末


あと少しで頬に触れる――

その瞬間

「ひゅーー」
「やっとこの日が来たかよ!!!」
「ちょ、倉持先輩!!まだこれから良いところだったかもしれなのに!!」

その声に振り向くと

倉持くんやゾノくん、沢村くんといったレギュラー陣がいた。

一也は伸ばしかけた腕を引っ込めて口を開いた。

「――っ!お前ら、いつから……」

その問いに答えたのは倉持くんだった。

「テーピングの話ら辺」
「ほぼ全部じゃねぇか!」

そんなツッコミを無視するかのように
皆が徐々に一也を囲む。

一也は困ったような照れたような顔をして
少し頭を搔く。

私や他のマネージャーにも
一緒に戦うことを許してくれる。
優しいチーム。

そんなチームの真ん中にはいつも一也がいる。


……この人を好きになってよかった。

私は思わず笑ってしまった。


再び変わる約束の形。

それでも私達にとって
何にも変え難い宝物になる。


御幸side

倉持が焚き付けて連れてきたであろうレギュラー陣が
徐々に俺の周りに集まる。

……あー、めんどくせぇ。

そう思っていたら、視界にユキの笑顔が入る。

その笑顔はとても自然で
とてもきれいだった。

……まぁ、いいか。
今日くらい。

気がつくと、俺も笑っていた。

心から思う。

……ユキを好きになって良かった。

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