第11章 出港★
朝食が終わる頃。
皿の音が少しずつ減っていく
誰かが立ち上がって、笑いながら外へ出ていく
船の中の空気が、またいつもの騒がしさに戻ろうとしていた
みかはその場に残ったまま、まだ席を立ちきれずにいた
キッチンの方では、サンジが皿を片付けている。
いつも通りの手際
「魚釣りでも行くかー!」
ルフィの声が遠くで響く
笑い声がそれに重なって、また流れていく。
その中で、皿が一枚だけテーブルの端に残った。
サンジはそれを取ろうとして、一瞬だけ動きを止める。
視線は上がらないまま、すぐに手が伸びる。
みかは、その動きを見ていた
胸の奥に、わずかに引っかかる