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淫夢売ります

第70章   交わり


「あなた・・・学校の保健の先生がいらしてくれたわよ・・・って・・・眠ってるの?」
「みたいですね・・・」

そちらに顔を向けないように、息を深く吸わないように、私は必死に堪えていた。右手で口と鼻を塞ぎ、左手でお腹のあたりをぐっと押し込むようにする。

そうしていてさえ、お腹の中はズクズクと疼き、否応なく鼻腔から染み入ってくる女の匂いが私の理性を端から蝕んでいくのが分かる。太ももがブルブルと小刻みに震えてきた。

早く・・・早く帰ってくれっ!

「え〜!センセ、寝ちゃってるの〜?せーっかくお見舞いに来たのにねぇ?」

背後から予想もしない声がした。

な・・・なんで!?なんでお前が!咲希っ!

「へ〜ここが先生のお部屋?」
「こらこら、常盤さん、勝手に入っちゃダメでしょ」
「だってせっかく来たんだから・・・ね?センセの奥様も・・・いいでしょ?」
「ええ、別になにもないですから。ただ、生徒さんにインフルがうつっちゃうといけないですから・・・」
「へーき、へーき。私、予防接種したし!」
「こら、常盤さん」

誰かが背後に立つのを感じた。
甘い花のような体臭
衣擦れの音
髪をかきあげる仕草までが空気の振動で伝わってくるかのようだった。

「お熱・・・測るねぇ」

すっと咲希の手が私の額に添えられた。より近く感じる若いメスの匂い。遠慮がちに触れる冷たい手のひら、私が壁際を向いているからだろう。三谷先生に見えないと踏んだのか、その手がゆっくり、ゆっくりと顔の下の方に降りてくる。

「ふふふ・・・センセ。身体、震えてるよ?」
口を押さえている手の隙間からするりと咲希の指が入り込んでくる。それは半ばだらしなく開ききった私の口に押し込まれ、舌をくすぐる。

ふっー!ふっー!・・・ふっー!

飲み込みきれない唾液が口の端からこぼれる。下半身が熱くなり、ペニスが痛いほど怒張する。大きく張り出したパジャマが溢れ出る先走りで濡れることを止めることができないでいた。

「かわいい・・・センセ・・・三谷先生に代わるから・・・」
小声で言いながら、ちゅぽっと指が引き抜かれた。更に耳元に顔が近づいてくるのを感じる。髪の毛がふわりとかかり、シャンプーの匂いに混じった濃い色香が私の頭部をぬるりと包みこんだ。
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