第56章 小ネタ/とある夜、梨音とトリトとマヨリ
とある夜。
梨音「ふぅ…。」(紅茶を飲みながら)
焔のマヨリ「まだ起きていたか。」
波浪騎士トリト「寝れないの?」
梨音「あ、うん…あの日からだいぶ経つなって。」
焔のマヨリ「あの日?」
梨音「…ボクらが出会ったあの日。」
トリト&マヨリ「…。」
梨音「今覚えば、みんなと出会えたのって…オレカを始めたからだったんだよね。…もし、オレカを始めてなかったら…ボクも月麦も…。考えるだけで、怖いな。」
波浪騎士トリト「そう、だね…。」
梨音「…ボクって、結構手のかかる子だったよね。」
焔のマヨリ「そうだな…梨音も月麦も、何時も泣いてばかりで、本当に苦労したのぉ。」
梨音「あはは…あの頃はごめんね。でも…あの日…真夏のサンタクロースでちょっとだけ悲しくなくなったよ。」
波浪騎士トリト「あはは〜…今思えばちょっと恥ずかしいかも…。でも、あれが初めて見た2人の笑顔だったんだよね。」
梨音「そうだね…あの時は可笑しくってつい…でも、最高のプレゼントだったよ。ありがとう。」
波浪騎士トリト「どういたしまして!」
梨音「…あのさ、これからも…ボクの相棒で居てくれる?」
波浪騎士トリト「もちろん!」
焔のマヨリ「それは妾達の言葉だ。…梨音はこれからも妾達の主。これからも、ずっと。」
梨音「うん!ありがとう。これからも、よろしくね。」
トリト&マヨリ「こちらこそ。」
2025年 12月7日 日曜日