第2章 新たな日常
ああ、ここが天国か。
定時上がりで飲み会。
仲良しの友達と一緒に馴染みのお店。
ここのフライドポテトおいしいんだよな。
家に帰ったらタツヤがいて……
しあわせだなぁ、わたし。
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「誰アルかこの美人は!」
「銀さん…まさか…」
「ばっかお前……ちがうっつーの…急に意識飛ばしたんだよ」
「銀ちゃん意識飛ばすまで交尾したアルか?やりすぎネ」
「だーかーらぁぁぁぁ!!違うって言ってるんでしょーが!(小声)」
なんか私の近くで何人かの声が聞こえる。
せっかくいい時間過ごしてるのに。
じゃましないでほしいな……
「なんか見かけない格好ですね。この辺に住んでるとは思えないです。」
「めちゃくちゃセクシーネ。アタシもこんな短いスカート履いてみたいアル」
「お前じゃ似合わねぇよクソガキ」
「なんだとぉー!?!?」
「こ、こら、神楽ちゃん、起きちゃいますよ!」
「っん……」
今まで見たのが夢だったのか、なんだったのか、はたまたこれも夢なのか、わからない。
ぼんやりと目を開けると、そこは室内だった。