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《冨岡夢》恋い、慕う[鬼滅の刃]

第9章 修練





冨岡さんは普段
ずっと無表情だけど、微笑んだ時の顔は凄くカッコいいなって思ったし…



他の柱の男性を頭の中に思い浮かべてみてもドキドキしない…。



冨岡さんの事を考えたら
心拍が上がって、胸がドキドキして……
ちょっと苦しくなる。



でもこれって
本当に人を好きになるって気持ちなの…?


誰かを好きになった事がない私には
恋がどういうものなのか、まだよく分からないよ…。





『しのぶちゃん、蜜璃ちゃん…、
私が冨岡さんのことを……その……
好きって確かめる方法とかある…??
自分ではよく分からなくて…』


し「う〜ん…、そうですね〜…」


蜜「あるよ!あるある!!」


『えっ、ほんと…?』


蜜「じゃあね〜、もしだよ?
しのぶちゃんの結婚が決まったら
ちゃんはどう思う?」


『もちろんすごく嬉しくなる!!
いっぱいお祝いして、沢山ご馳走も作って
何度もおめでとうって言うと思うよ!』


蜜「あははっ、じゃあしのぶちゃんの結婚相手が
冨岡さんだったら?」


『えっ…』


し「…何ですかそれは。私は嫌ですよ、あんな人。」


蜜「だから、もしも、の話だよ〜。」





そう、ただの例え話…


頭ではそう理解しているはずなのに
しのぶちゃんと冨岡さんが結婚するって想像しただけで…




すごく嫌な気持ちになった…。





『ご…、ごめんしのぶちゃん…
もしそうなったら私……おめでとうって言えない…』


し「もしも、の話でそんなに落ち込まなくても…。
…ですが、どうやら確定のようですね?」


蜜「きゃーーーーっ!!
やっぱりちゃんは
冨岡さんに恋してるんだ〜っ!!!
すっごくドキドキしちゃうっ!!」


『うぅ…』




どうしよう…


好きって気持ちを自覚したら
めちゃくちゃ恥ずかしくなって来た…。


心臓の音がバクバクうるさくて
冨岡さんの顔しか頭に浮かんでこない…



これが…人を好きになるって気持ちなんだ…。



恥ずかしくて、少しむず痒くて落ち着かない甘酸っぱい感覚…





私……冨岡さんに対して、恋心を抱いているんだ…。



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