第4章 おでかけ
昼食を取り終えた一行が次に向かったのは…
街へ出かける時などの外出用専門の服のお店
デズヒダ
「マキア様!ようこそお越しくださいました。」
「グクヤさん、こんにちわ。」
マキアの両手を取り握手する真っ赤なジャケットにライトブルーのズボンの派手なエルフの男性
「この頃、来てくださらないから妻と心配していたんですよ?」
「あぁ…すみません。外交会の仕事でバタバタしてまして…」
「そのようですね?肌が疲れてるの分かりますよ?」
グクヤの指摘に肩を揺らして視線を泳がせるマキア
「それより!今日は大切な友人を連れてきました。」
「おぉ!デビアン帝国の方々ですね。ご機嫌麗しゅう!はじめまして、グクヤと言います!我がお店のデズヒダ本店へようこそ!」
挨拶しながら優雅に一礼をするグクヤ
「グクヤさんのお店であるデズヒダは貴族だけでなく平民向けのお店も支店としてやられてるんです。私もよく利用させてもらっているんです。奥様はドレス店を営んでいます。」
グクヤのことを紹介するマキア
エマリビア皇太子妃は優雅に一礼をして
「デビアン帝国の皇太子妃であるエマリビアと申しますわ。友人のマキアが利用してるお店に連れてきてもらって嬉しいですわ。」
そう言いながらマキアの腕に抱きつくエマリビア皇太子妃
ビィナも一礼して
「マキアの友人でありデビアン帝国のビィナです。買い物を楽しませていただきますね。」
マキアの反対側の腕に抱きつくビィナ
そんな3人の様子に笑顔を浮かべるグクヤ
「素晴らしいです!!種族間を超えての友情!素敵です!是非に色々と着てみてください!午後は貸切とさせて頂きましたので!」
喜びながらグクヤは3人の女性陣にコチラですと広くカーテンに囲まれた空間へ案内し
荷物兼護衛の2人にも、コチラにてお待ちください。とティーセットが用意された休憩の場へ案内をした。