第29章 化身化(けしんか)
めちゃくちゃ楽しそうに笑って戦っていた
恵土「にっ!!
太陽は眩しいの術〜!!」刃←日輪刀の陽光最大全開
しのぶ「今刃出さなくていいから;」さやか
恵土「グラサン柱見参!!」目隠し
しのぶ「仮面ヤイバーのノリで言わない!!」ぱかあんっ!!
無惨「この馬鹿なノリはなんとかならんのか…;」
『済まんが無理だ…;』
恵土「隙がねえな)…真面目に戦うしかねえか
しのぶ「最初からやりなさい;お馬鹿」ぺちん
恵土「すみません;」たらーり
無惨「心の準備は良いか…?
癌は…光を闇へ変える…
神は闇を光に変える
ならば…癌を清浄な存在、あるいは地獄落ち程度へ出来るはずだ
恵土「悪いけどそれは出来ねえ
『!!』
恵土「身投げした九百七十六垓人が、それを証明しちまってる
たとえ私の全てを犠牲にしたって不可能だ
創世神も、癌を除く全てを対価にしたって
癌も隠れ癌も主犯格の癌も…癌一同の全て、総勢十四垓人
現人口が十垓人…
それも込みでの全員を対価にしたって不可能だ!
無惨…お前が最後の癌で、癌一同の最後の生き残りだ!!
それ以外の癌一同は皆…私が十五の時、全て消えた!!
だから……
お前の願いは…どうあっても叶わない
たとえ願いそのものへ覚醒めたとしても…不可能だ」
無惨「…そうだとしても……
諦め切れるか!!」ばっ!!
恵土「まだわからねえか?」がきいん!!←日輪刀で受け止める
無惨「なに!!?
恵土「お前が殺してきた…奪ってきた命は皆…
今のお前と同じ気持ちだったんだぜ?
お前はそれを踏み躙った
好きにした
扱った
まるで…自分の玩具みてえに…弄んだ
それが……お前の罪だ
一方的にこれまでやっておいて
一方的にされたくない?
どんな罪を犯したとしても罰を受けたくない?
これまで通り好きにして笑って生きていたい?
日の下(した)で笑って、何事も無かったように
悪いことを悪いとも思わず、命を命とも思わず、罪を罪とも思わず
笑って、背負わず、自分の好きにやることを続けて
喜びを感じていたい?
人の喜びや生を奪い、思い遣ってくれる人の良心に付け込み利用してでも生き残り、搾取を繰り返し笑い続けていたい?
そんなのはな…向き合っているとも、生きているとも、言えねえんだよ
謝って済まされる話じゃねえし…どうやっても覆らねえんだよ
お前の消滅は!」
