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化身来華【鬼滅の刃】

第3章 刀鍛冶の里(かたなかじのさと)





脇差の内、鞘を除いた全ては、恵土が戦国時代の手法で造った玉鋼から出来ており
耀哉が持ってきた木材(鞘)、樹液を塗料に変えて漬け込まなければ完成しないものだった

元来であれば塗料を塗れば切れ味は鈍るが多少程度で済む
効果は錆は防げる為、一部でも流用されている手法であった

しかし、今回の塗料は従来のものとは質が異なり、切れ味に一切の支障も無かった
もし衰えても腕の見せ所とも思っていたが、特段問題も無く過ごせそうで安心した

その検証を一通り終えたのは昼頃で、既に皆昼食の準備を済ませており、鎹鴉・蒼榮が来て叫んできた


蒼榮「明日!明朝!向かうべし!!向かうべし!!
任務!任務!!」

恵土「わかった
ありがとう」にこ

その声を聞いた後、礼を言い水と食料を渡した


専門家から見ても、腕前は上に匹敵するとも言われていた
中の上から上の下とも

だが…一番に凄まじい効果効能を発揮していた


剣の腕は未だかつて見たことも無いと評されていた

消えたと思ったら既に斬られていた
という知見しか抱けない為、最早何もわからないのだとか


一晩、そこでゆっくり温泉に浸かり、休むこととなった


そして明朝

耀哉「姉上えええええええええええ!!!!行かないでええええええええええええええええええええ!!!!!」
涙ながらに手を差し伸べ、必死に服の裾を掴んで泣き叫んでいた

刀鍛冶の里へ隊服が届き着替え終えて出立の準備を終えた矢先のことで
その時、お館様が耀哉へ囁いた言葉(13ページ参照)の内容を知った


お館様「私達はもう家族だ
姉だと思って接してやってくれ」
耀哉「ぱあっ!)
はい!^^//」にこにこ←力強く頷く

もう行っちゃうの?となるのは必然でもあった


いやだいやだと駄々をこねかけ、それでも必死に踏み止まろうとするも、嗚咽も涙も止まらず、え~ん!と泣き叫んでいた


恵土「約束する
週に一度は必ず帰る
一日は共に居るよ

それでいいかな?」微笑

耀哉「………」

恵土「耀哉……私にも仕事がある

やりたいこと、果たすべきことが…
お前に、お前の一族に掛けられた呪いは、必ず私が解く


だから……その為にも、行かせてくれないか?」微笑

耀哉「………はい」震えながら頷く

恵土「ありがとう^^
いってくるね」抱き締める
耀哉「はい」涙ながらに抱き返す


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