第17章 甘い熱
小さく笑えば射れたまま覆いかぶさり、背中にキスを一つ落とせば腰を抱いてグッと当てつける。
「…ンァ…やっべ…」
理世の甘い嬌声も響くようにベッドも軋みを立てる。卑猥な水音、互いの秘部がこすれ合い、ぶつかる音…
それが二人だけの部屋に絶えず響いていた。
「…出る…ッッ」
グッと押さえつけて悟浄は理世の中に欲を吐きだした。
「ンァア…ハァハァ…」
「やっべ…マジ…気持ちぃ…」
きゅぅッと締まる理世の中に加えて悟浄の一物もビクッとナカで動く。
「まだ、俺的にはイケそ…」
「ハァハァ…ごじょ…ぉ」
しかし一旦抜き出し、白濁とした欲もとろりと太ももに伝う。ティッシュでふき取り、抱き寄せる悟浄の腕に甘える様にすり寄る理世。
「…ごじょぉ…」
「ん?」
「…前からでも…いい?」
「ん、無理すんなよ?」
「欲しい…ょ」
消えそうな声に悟浄もドクリと胸が躍る。加えてその言葉で一物もさらに熱を帯びた。
「…あの…ね?」
「ん?何、」
「もし…よかったら…だけど…」
「何?」
そう問われれば首に巻き付いて理世は耳元で話し出す。
「…前みたいに…座って…したいって言ったら…やだ?」
「…フッ…そんな事…仰せのままに…」
一旦悟浄が寝転びその上に顔を真っ赤にしながら理世が跨る。そのまま腰を抱いて悟浄がゆっくりと起き上がる。
「…コレ、好きになった?」
「…聞かないで…ッッ」
「いいと思うぜ?好きな体位があるってのは…」
「…ッ・・」
「イイとこにあたるもんな」
「…ンァ…でも…ごじょ…ぉ…気持ちい?コレ…」
「もちろん。つか、理世のナカにいるだけで気持ちぃんよ…ッッ…」
「その答えは…ずるい…ぃ」
中に入ったまま、理世は悟浄の首に腕を回して引き寄せる。
「…ん?ここ?」
そう言ってぺろりと胸を舐める悟浄。ぴくっとするものの、時期に首から頬に手を移動させる。
「…ちゅぅ、したい…」
「クス…」
繋がったままに唇を重ねる。悟浄も片腕は後ろ首に回り、固定される。