ダイキライなあの人は私の元婚約者【怪獣8号*保科宗四郎】
第2章 宣戦布告
「さん、、、凄い!39%なんて!私なんて5%だよ!」
『水無瀬さん、、、ありがとう!これから一緒に頑張ろ!』
「ッ!!天使すぎる!!!よかったらなんだけど、あかりって呼んで!!」
『あかり!私のこともって呼んで!改めてよろしくね!』
「うん!頑張ろう!!」
あかりと握手を交わしたタイミングで、、、
「はーい、それじゃあ皆んな着れたところで最終審査、、、、始めよか」
『ッ(絶対に受かってやる、、、、)』
演習場へ皆んなと移動しようとすると、、、
「、少しええか?」
『ッ!、(何のつもりなの、、、)、はい』
あかりに先に行っててと伝えて私は彼の後について歩いた。
小部屋に入った瞬間だった、、、、
ドンッ
『ッ!』
腕を掴まれ、そのままに壁に押し付けられたのだ。
所謂壁ドンというやつだ。
「なんで受けたんや!僕言うたやん!そないに僕と結婚したくないんか!?」
『ッ!受けるのは私の勝手です!それに、、、私は貴方のタイプのか弱い女の子になんてなりたくないんです!』
「ッ!、、、ちゃう!あれは、、、」
何かを言いかける彼だったが、今更言い訳なんて聞きたくないので私は突き放した。
『離してください。試験時間が押します』
私の言葉に彼もそやな、、、気ぃ付けやと言葉をかけてくれ部屋を先に出た。
なんとなく彼の後ろ姿が寂しそうだった、、、。
もしかしてまだ私のこと好きでいてくれるのかな?
そんなことを考えてしまう私はまだ彼のことが好きなんだろうか、、、。
いや、冷静になれ、、、、
今からが本番なんだから、、、、