ダイキライなあの人は私の元婚約者【怪獣8号*保科宗四郎】
第7章 *後悔
立川基地に静けさが戻った、、、
「日比野カフカ、、いや、怪獣8号。身柄を拘束する」
『待っン!!(宗ちゃん、、、!?)』
突然口を抑えられた。
その手は宗ちゃんだった。
「(小声)今はあかん!庇えばお前まで拘束される!」
『でも、、、ッ!』
チラッとカフカさんと視線があった。
"ごめんな、、、、"
そう言っているような瞳をしていた。
黙り込む私を宗ちゃんは優しく抱き締めてくれた。
「ええ子や、、、後で話聞かせてくれるか?」
『うん、、、宗ちゃん、、、カフカさんのこと信じてあげて、、、』
私の言葉に宗ちゃんは目を少し大きくして、、、
「ッ、、分かっとる、、、」
私の頭をポンポンと撫でて、宗ちゃんは隊長たちの元へと向かった。
その姿をぼーっと眺めることしか私にはできなかった。
「、、、、」
『キコルちゃん、、、、ごめん、、、止められなかった』
「ッ、、、アンタのせいじゃない。」
ぎゅっとキコルちゃんに抱き締められた。
彼女は少しだけ震えてた、、、、。
きっと彼女も私と同じ気持ちなんだろう、、、そう思って私も彼女の背中に手を回した。
満月が私たちを静かに照らしていたのであった、、、