ダイキライなあの人は私の元婚約者【怪獣8号*保科宗四郎】
第6章 それぞれの想い
「もう分かった。その武器では俺は倒せない」
るっさい!そんなんとうに分かっとるわ!
「ぐわっ!!」
ヤツの攻撃を交わしたものの、爆発に巻き込まれ吹き飛ばされる。
「っく、、、」
諦めろ、、、諦めろと全員に言われた。
刀だけじゃ戦えないと、、、
「んっ、、ガキの頃から耳タコやっちゅうねん!」
そやけど、あの人は言うてくれたんや!
"私が敵を射抜く時、君がその道を切り開いてくれないか"と、、、
そして、、、
"宗ちゃんは私が守る!"
あの時の約束、、、ずっと覚えとる。
そやけど、現実を知った。
どんだけ強くても命を落としてしまうっていうことを、、、
が成長していくにつれて、その美しさに魅了された。
本気で惚れてた。
こんなに愛している人を失いたなかった。
もっと強くなって、誰もが僕の力を認めてくれてから彼女を隣に置きたかった。
ここで僕が負けるわけにはいかんのや!
あの人に任された留守や、、、を守るんや、、、
そやから、、、死んでも守る!!!
「5式、霞討ち!!、、、6式、、ぐはっ、、、」
「副隊長ー!!!くっ!、、、はっ!」
怪獣に捕まる保科をカフカは放っておける訳もなかった。
レノの言葉も無視し、変身しかけたその時だった、、、
なにかが自身の隣をもの凄いスピードで走り抜いたのだ。